今回は、おなじみの西洋の伝説上の怪物である吸血鬼について紹介していきます。
果たして、実際に吸血鬼は存在しているのでしょうか?また、弱点はあるの??
さらに、吸血鬼はアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』にも登場しているので紹介いたします。
吸血鬼とは!?
『ヴァンパイア・吸血鬼』は、西洋の民話などに登場する伝説上の存在で、人間の血を吸ってそれを栄養にする死者、あるいは不死の存在です。
同じく、西洋では有名な『フランケンシュタイン』や『狼男』と並んで、世界中で超有名な怪物です。
これは、映画の影響が大きいとされています。
ご存知のように、吸血鬼は古今東西、世界中のあらゆる創作に登場しています。
古典的作品では、ブラム・ストーカーの『ドラキュラ』や、シェリダン・レ・ファニュの『カーミラ』などが特に有名です。
「生・死の狭間に存在している者」「不死者の王」とも言われていますね。
また、凶悪な犯罪者の呼び名としても使われることがあります。
吸血鬼は、命を落とした人間が理由によって不死者に蘇ったものであると考えられています。
最近の『吸血鬼/ヴァンパイア』は、ヨーロッパの伝承によるイメージが強いでしょう。
吸血鬼伝説は、世界各地で古くから語られていて、古代ギリシアのラミアー・エンプーサを皮切りに、ポルトガルやドイツ、東ヨーロッパのヴァンパイア伝説に加え、アラビアでは『グール』アジアでは中国の『キョンシー』などがあります。
グールやキョンシーは吸血鬼という名前ではなく登場し、血を吸うといった行為も全ての伝承で共通するものではありません。
ただ、一般的な吸血鬼は人間の血を吸い、その吸われた人も同じく吸血鬼になるとされるので、これが創作の大きなインスピレーションとなっているのでしょう。
吸血鬼は実在するのか?
果たして、吸血鬼は実在しているのでしょうか?
吸血鬼は想像上の存在ですが、その危険な行為のため「吸血鬼」と呼ばれていた人はいたそうです。
吸血鬼を信じていた人には差し迫った脅威のため、農村部等では奇妙な事件が起きたときに吸血鬼退治が行なわれました。
これはわずかですが、20世紀にも行なわれていたことが確認されています。
こんな奇妙な事件があります。
2004年には、ルーマニアの村で年老いて命を落としたペトラ・トーマンが、埋葬された後に親族6人により掘り起こされて、心臓を切り取られたという事件が発生しています。
生前はよい人だったペトラ・トーマンが、『よみがえり血を吸った』という夢を見たと親族が語り、親族の数人も病気になりました。
親族の数人が彼が吸血鬼になったとして、この凶行をしたそうです。
その心臓を焼いて、灰を病気にかかった親族に飲ませると病気が全快した親族は主張しています。
真偽のほどは、どうなのでしょうか。。
あくまで、吸血鬼は想像上の存在ですから、実在はしないと思いますが、なかなか興味深い話です。
吸血鬼の弱点の一覧を紹介!
ここからは、吸血鬼の弱点を一覧にして紹介してみましょう。
ニンニク
吸血鬼の弱点と言えば、やはりもっとも有名なのがニンニクでしょう。
多くの作品で吸血鬼の弱点として登場しているので、日本人でもほとんどの人が知っているのではないでしょうか?
元をたどると、ニンニクが「悪」に効き目があるという伝承は、エジプトにあったそうです。
また、ニンニクは薬としても貴重となっていたため、聖なる物というイメージがあるのかもしれません。
ニンニクは月が欠けているときに大きくなるので、月の女神である「へカーテ」と関連付けれらています。
十字架
十字架も吸血鬼の弱点として、ニンニクと同様に有名なアイテムですね。
これはもちろん西洋なので、キリスト教の影響が文化においても強くあるからです。
ただ、吸血鬼に十字架はあまり効果がないという説もあります。
銀の弾丸
銀でできた弾丸の銃で、吸血鬼を倒すことができるとされています。
これも映画の影響でイメージが広まったのですが、その前から銀の弾丸のような伝承はあったようです。
日光
吸血鬼といえば、「夜」というイメージがあるので日光も弱点とされています。
『日光で吸血鬼が燃える』というのは、1922年に公開された映画で広がったイメージであり、実際には苦手であるものの燃え尽きることはないようです。
炎
『吸血鬼が炎に弱い』というのは、日光から連想すれば想像しやすいでしょう。
炎を使うのは、人間が吸血鬼に対して行う普遍的な対抗手段ではないでしょうか?
鏡
吸血鬼には「鏡に映らない」という特徴がありますが、それによって見破ることができるという点で弱点といえるかもしれません。
吸血鬼は、鏡に映らないというのもわりと知られていますね。
吸血鬼は『ゲゲゲの鬼太郎』に登場も強い!?
吸血鬼は、『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズにも登場しています。
この作品では、「吸血鬼エリート」としてシリーズの多くに登場しました。
このモデルは、水木しげる先生の友人である”つゆき・サブロー”さんだったそうです。
全シリーズにおいて、容貌はほとんど一致しています。
キザなナルシストのような感じでスーツを着て、ギターを背負っています。
髪形は半々で分けていますが、「墓場鬼太郎」では「七三分け」になっていました。
ギターを演奏して、「音響催眠」をする能力を持っています。
そして、鬼太郎に出てきた吸血鬼は強いのでしょうか?
この妖怪は、単独で最も鬼太郎を苦しめた存在です。
『ゲゲゲの鬼太郎・第4期』は音楽で身動きを封じ、そのまま鬼太郎を砂地獄に落としました。
『ゲゲゲの鬼太郎・第5期』は、他の吸血鬼からも実力を恐れられていました。
吸血鬼エリートというだけあって、弱点はなく、昼間でも行動できて上記の『十字架・ニンニク』も一切効果がありませんでした。
アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第6期にも登場!
アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第6期の『西洋妖怪編』にて、バックベアードの部下として女吸血鬼が登場しています。
名前は、”カーミラ”といい、策略や罠をしかけることが得意な妖怪ですね。
また、絶世の美女であり、その美貌からあらゆる生物を虜にしています。
かなり癖のある厄介な妖怪ですね。
カーミラの声優は”井澤詩織”さん!
カーミラの声を担当した声優さんは”井澤詩織”さんです。
【西洋妖怪編キャラ紹介⑥】
カミーラ(声:井澤詩織)
バックベアード軍団の一人。策略や罠をしかけることに長けている。その妖艶な美貌であらゆる生物を魅了し虜にしてから吸血する。血を吸われると彼女の奴隷と化す。https://t.co/RbqaBUdtZv
10/7(日)あさ9時新章スタート#ゲゲゲの鬼太郎 #本日 pic.twitter.com/yncwwlwtOJ— 映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』大ヒット公開中 (@kitaroanime50th) October 6, 2018
\ プロフィール /
名前 | 井澤 詩織(いざわ しおり) |
生年月日 | 1987年2月1日 |
出身地 | 埼玉県 |
血液型 | O型 |
身長 | 155 cm |
職業 | 声優 |
井澤詩織さんは、2009年から声優活動を開始している人気声優さんです。
もともと妖怪が好きだったことから、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』に出演し吸血鬼の”カミーラ”役を演じられたのは、とても嬉しかったことのようですね。
まとめ
『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズ作品では「吸血鬼エリート」というのが特徴ですね。
ちなみに、『ゲゲゲの鬼太郎・第4期』では、水木しげるファンで吸血鬼マニアという佐野史郎氏が声を演じています。
コメント