アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第6期の第6話【厄運のすねこすり】に登場した、すねこすり!
すねこすりといえば、映画『妖怪大戦争』にも登場し、かわいいと話題になりましたよね。
今回は、そんな妖怪『すねこすり』とは、どんな妖怪なのでしょうか?
すねこすりとはどんな妖怪!?
妖怪『すねこすり』とは、『岡山県より伝わる妖怪』です。すねこすりは、
雨の降る夜に出現し、夜道を歩いている人の足元にまとわりつく妖怪だと言い伝えられていますね。
人の足元(足と足の間の部分)をさする妖怪とされており、特に危害を与えるようなことはしないそうです。
足をさするだけですから、人は多少歩きづらくなるだけなので、安全な妖怪ですね。
また、すねこすりの姿に関しては、ハッキリとわかっていません。
しかし、アニメや映画などでは、猫や犬のようなかわいい小動物として描かれることが多いですね。
ちなみに、すねこすりに関して、博物学者の佐藤清明著書『現行全国妖怪辞典』だと、すねこすりは『岡山県小田郡より伝わる妖怪で、犬の姿をしている』と書かれています。
また、妖怪研究家の化野燐によると、すねこすりの最古の記録は『現行全国妖怪辞典』だそうですね。
さらに、岡山県井原市の民間伝承には、すねこすりは犬のような姿をしており、井原市七日市町の『井領堂』という辻堂の近くに出没して、付近を歩く人間のスネの間をすり抜けたとう言い伝えがあります。
そして、岡山県後月郡芳井町(現・井原市)には、『すねっころがし』という似た妖怪も存在します。
すねっころがしは、夜の暗闇の中で、人間の足を引っ張り転ばせる妖怪として、伝承が残っているそうです。
ただ、この『すねっころがし』に関しては、人間を転ばしており、さらには、子供を転ばして鼻を怪我させたという話もあることから、すねこすりとは異なる妖怪だとされています。
このような言い伝えのあるすねこすりですが、漫画やアニメ、映画の中では、犬のような姿よりも猫のような姿をして登場することが多いですね。
実際に、すねこすりの目撃談では、『猫のようだった』という意見も多いようですが、この目撃談に関して、妖怪研究家の山口敏太郎さんは『水木しげるの影響が強い』と語っているそうです。
水木しげると戯れる すねこすり…じゃなくて、飼い猫ライちゃんです。20年以上前の写真。水木はこうしてライにちょっかいを出し、自分の反射神経を確かめていましたよ。この猫は猫楠のモデルでもあります。 pic.twitter.com/ZcBN5CrH2V
— 株式会社水木プロダクション (@mizukipro) May 7, 2018
水木しげる先生は、『ゲゲゲの鬼太郎』や映画『妖怪大戦争』などの作品で、すねこすりを登場させていますが、どちらも、犬というよりは、猫のようなデザインだったことから『すねこすりは猫のような姿をした妖怪である』といったイメージをしている方が多いようですね。
すねこすりは鬼太郎にも登場!
2018年4月1日から放送されている、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第6期ですが、第6話【厄運のすねこすり】という回で、早速、妖怪『すねこすり』は登場しています。
【明日放送!6話登場妖怪】
🔶すねこすり(声:内山夕実)
猫に似た外見をもつ妖怪。人間の足元をすりぬけるときにその人間から気力を奪って生きている。人口が少なくなった村で一人の人間にとりつき…#ゲゲゲの鬼太郎 pic.twitter.com/ZGwWTmgbEM— 映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』大ヒット公開中 (@kitaroanime50th) May 5, 2018
やはり、『ゲゲゲの鬼太郎』に登場するすねこすりは、犬というよりは可愛らしい猫のような姿をしていますね。
すねこすりとは妖怪大戦争にも登場でかわいい!?
2005年に公開された映画『妖怪大戦争』でも、『すねこすり』は非常に重要な妖怪として登場します。
監督は、日本を代表する映画監督の三池崇史監督で、主演は、当時、小学生だった神木隆之介くんが演じています。
そして、映画『妖怪大戦争』で登場する妖怪『すねこすり』は、非常に可愛らしい妖怪で話題となりました。
まとめ
今回は、妖怪『すねこすり』に関して紹介しました。
伝承では、犬のような姿をしていたという説が多いですが、アニメや映画では猫のような姿で描かれることが多いですね。
また、危害を与えるような妖怪ではないようですから、非常に親しみやすい妖怪です。
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